Z世代の新入社員がやってきた
皆さんこんにちは。テンポイントです。
4月に入りました。
3月31日から1日経過しただけですが、新しい組織、新しい人員配置、新入社員が配属されるなど、
昨日とは違ったそわそわした感じが独特の空気感を帯びて少し緊張感のある年度始めは、
こちらの気持ちもシャキッとなりますね。
さて、今回のテーマはZ世代の新入社員について考えていきたいと思います。
先日、ある中小企業様で5年目の新入社員研修を担当してきました。
新品の制服を着て、背筋が伸び緊張している様子で講習を受講してくれました。
5年前の新入社員と比較して各段に違うなと思うのはグループワークやディスカッション等が上手になってきている事が特徴的です。
学生時代から授業の中で自分たちで考える事をたくさん経験しているので、自分の意見を言うとか、他人の意見を尊重するという事が当たり前にできています。
自分の意見を押し通すや他人の意見を否定するというような事は全くありませんでした。
生まれ育った環境や受けてきた教育など、これまでの経験が違うと、こんなにも違う価値観が生まれるという事を痛感しました。
今年の新入社員は高校卒で平成15年生まれ、短大専門学校卒で平成13年生まれ、4大卒で平成11年生まれの「Z世代」と呼ばれている世代が入社をしてきています。
「Z世代に」明確な定義はありませんが、一般的に1990年代半ば(もしくは2000年代序盤)以降に生まれた世代を指します。
2022年現在で、概ね10代前半〜25歳くらいまでの若者がZ世代と言われているそうです。
アメリカで生まれた概念で、もともと、1965年~1980年頃に生まれた世代を「ジェネレーションX(X世代)」
そのあとに続く世代をアルファベットの順番になぞらえて、Y世代、Z世代と呼ぶようになったそうです。
彼らは生まれた時からデジタル機器やインターネットに触れる環境が普通の状況で、思春期にはスマートフォンの普及によってSNSが流行しはじめた時代に過ごし、コミュニケーションや自己表現への態度や・考え方も異なっています。
マルチタスクで情報は瞬時に判断する事が普通。
色々な考え方があるが、「自分らしさを大切にする事」に後ろめたさや遠慮はあまり感じていない様です。
中学生のころからキャリア教育や職場インターンシップ等が授業に組み込まれており、「自分のやりたいこと」を重視しつつ、一般的所得の家庭で育ってきているためハイリスクハイリターンよりは、ローリターンでもローリスクな安定志向が強いと言われています。
働き方、働くことへの価値観についても、厳しい環境でバリバリと働くよりも、プライベートの時間を大切に、楽しく柔軟な働き方をしたいと考えている人が多い世代といえます。
50代~60代のバブル世代、40代の団塊ジュニア世代、ポスト団塊ジュニア世代、30代~20代のミレニアル世代、
ゆとり・さとり世代等様々な世相を反映した世代の呼び方がありますが、
社会背景や環境の違いで働き方に対する考え方や価値観も異なってきます。
組織では様々な世代の人々が働いていますが、それぞれに良いところ、改善した方が良い特性を持っています。
つかみどころがないように見えるZ世代ですが、合理的で時代の最先端の空気を敏感に察知している彼らの価値観のバッググランドを知り、他の世代の弱みを補完してくれる存在として尊重しながら融合する事でより働きやすく本質的な仕事が出来る職場、心理的安全性の高い組織になるのではないでしょうか?
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