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採用定着コラム
2025.1.16

候補者追跡システム(ATS)の選定ガイド

はじめに

こんにちは!近年、採用活動の効率化や応募者とのコミュニケーション強化において、候補者追跡システム(ATS)の導入が注目されていますね。企業規模の大小を問わず、採用担当者の負担を軽減し、優秀な人材をスムーズに確保するためにも、ATSは非常に有効なツールです。でも、いざ導入を考えてみると、数多くのサービスがあって選ぶのが大変……という声もよく耳にします。そこで今回は、ATSの基本的な役割から選定時のポイント、さらに導入時に参考になるような具体例を交えてご紹介します!ぜひ最後まで読んで、あなたの採用活動に役立ててくださいね。

 

候補者追跡システム(ATS)とは?

まずは、ATSについておさらいしておきましょう。ATSは「Applicant Tracking System」の略称で、採用プロセスを一元管理するためのシステムを指します。求人情報の作成・掲載、応募者情報の整理・管理、面接日程の調整、そして内定後のフォローアップまで、多岐にわたる採用業務を効率化することが可能です。
たとえば、人事担当者が手作業で応募者リストを作成し、エクセル管理をしていた場合。応募が多くなると、どの応募者がどのポジションに応募したのか、何度面接を実施したのかなど、細かい情報が錯綜しがちですよね。ATSを導入すれば、こうした情報を自動的に整理してくれるため、「あの応募者、次回面接の案内メールを送り忘れた!」なんてミスを減らせるのです。

 

1. ATS選定のポイント

1.1. 自社の採用フローに合致しているか

ATSを選ぶ際、最も重要なのは自社の採用プロセスに合っているかどうかです。たとえば、新卒採用をメインにしている企業と、中途採用や派遣スタッフを多く扱う企業では、必要とする機能や管理手法が異なります。求人サイトとの連携機能や、SNS経由の応募者管理機能が充実しているかなど、細かい点をしっかり確認しましょう!

 

1.2. 操作性・ユーザビリティの高さ

システムが使いづらいと、現場の担当者が十分に活用できず、結局は手作業に逆戻り……なんてことも起こりがちです。導入前には無料トライアル版の利用やデモを確認し、操作が直感的かどうか、欲しい情報が素早く把握できるかをチェックするのがおすすめです。

 

1.3. 他ツールとの連携

ATSは、それ単体で機能を完結させるものではありません。応募者にメールで連絡をしたり、社内グループウェアで面接日時を共有したり、給与計算システムと連携したりと、周辺システムとの統合が欠かせません。もし、すでに人事管理システム(HRMツール)を導入しているのであれば、スムーズに連携できるかどうかは大きな選定ポイントです!

 

1.4. 予算と運用サポート

システム導入には当然コストがかかります。初期費用や月額利用料だけでなく、カスタマイズやサポートにどれくらいの費用がかかるのかもしっかり把握しましょう。また、運用開始後の問い合わせ対応や、トラブル時のサポート体制が整っているかは非常に重要です。担当者が安心して利用できるATSを選ぶことで、導入後の負担を減らすことができます。

 

2. 導入事例:A社の成功ストーリー

ここで、IT企業A社を例に、ATS導入によるメリットをご紹介します!

 

2.1 A社の課題

A社は都内で急成長中のベンチャー企業で、主にエンジニア職の採用を強化していました。しかし、採用担当者が一人で複数の求人サイトを管理しており、応募者とのやりとりや面接の調整だけで手いっぱい。そのうえ採用管理はエクセルを使った手作業中心だったため、情報の更新ミスや、同じ応募者に重複して連絡してしまうなどの問題が発生していました。

 

2.2 導入の経緯

そこでA社では、ATSを導入することを決定。候補となる数種類のATSについて、以下のような項目を重点的に比較しました。

  • エンジニア採用に特化した求人サイトとの連携機能

  • メール配信やカレンダー連携などの操作性

  • 追加カスタマイズや運用サポートの費用

  • レポーティング機能(採用状況をリアルタイムに可視化)

最終的に、A社のエンジニア採用に必要な要件を満たし、さらにサポート体制が充実しているATSを導入することに決定。導入前に、無料トライアルを担当者が試用して操作感を確認していたため、システム移行もスムーズに進みました!

 

2.3 導入後の成果

ATS導入によって、応募から選考までの情報が一元管理できるようになり、担当者の作業時間が大幅に削減されました。さらに、適切なタイミングでフォローアップメールを自動送信できるようになったため、内定を承諾してくれる応募者の数も増加!採用コストを抑えながら、優秀なエンジニアを効率的に確保できるようになったのです。

 

まとめ

候補者追跡システム(ATS)は、採用活動を効率化し、優秀な人材を確実に押さえるための強力なツールです!自社の採用フローに合ったシステムを選べば、応募者情報の整理や連絡業務が自動化され、人事担当者の時間と労力を大幅に節約してくれます。また、導入前には機能性だけでなく、連携可能なツールやサポート体制、コストなども総合的に検討することが重要です。実際に導入した企業の成功例からも分かるように、ATSは企業の成長を後押しする大きな要素になり得ます。

これからATSの導入を検討される方は、ぜひ本記事のポイントを参考にしながら、自社に最適なシステムを見つけてみてくださいね。あなたの採用活動がさらに円滑で、応募者とのやりとりがスムーズに進むことを願っています!質問や相談があれば、気軽に専門家やベンダーに問い合わせてみるのもおすすめですよ。あなたの採用成功を心から応援しています!

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