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2025.4.17

採用におけるUXデザイン!応募者ジャーニーの最適化

 

はじめに

近年、採用活動の現場では「UXデザイン」という概念が注目されています。UXデザインといえば、主にWebサイトやアプリの使いやすさを高めるための手法と思われがち。しかし、実は採用活動にもUX(ユーザーエクスペリエンス)の考え方を取り入れることで、大きな成果を得ることができるのです!
特に「応募者ジャーニーの最適化」は、応募者が感じる負担を減らし、ワクワク感や興味を膨らませるうえでとても重要なポイント。言い換えれば、「応募者が採用プロセスでどのような体験をするのか」をデザインし、可能な限りスムーズで楽しいものにする取り組みですね。
本記事では、採用におけるUXデザインの基礎から、具体的な施策や成功事例までをまとめてご紹介します。最後までお読みいただき、「採用×UX」のメリットをぜひ体感してください!

1. UXデザインと応募者ジャーニーとは

UXデザインの基本

UXデザインとは、ユーザーがサービスやプロダクトに触れる際の体験を設計・改善する手法のことを指します。機能的な使いやすさだけではなく、ワクワク感や感動といった感情面も含めた総合的なユーザー体験をデザインしようという考え方です。たとえばECサイトのUXデザインなら、商品を探しやすく、購入しやすくするだけでなく、「また買いたい!」と思わせる気持ちよい体験を提供することがゴールになります。

応募者ジャーニーとは

「応募者ジャーニー」とは、応募者が企業の採用情報を知った瞬間から内定承諾・入社、さらには入社後のフォローアップまでを含む全体のプロセスを指します。言い換えれば、応募を検討している段階からオファー受諾に至るまで、一連の体験を一つの“旅(ジャーニー)”として捉えるイメージですね。

  • 認知・興味喚起フェーズ : 求人情報サイトやSNS、企業ブログなどで企業を知る。

  • 応募・選考フェーズ : 実際にエントリーし、書類選考・面接を受ける。

  • 内定・オンボーディングフェーズ : 内定承諾、入社手続き、オリエンテーションなどを経て、企業の一員としての一歩を踏み出す。

この一連の流れにUXデザインの考え方を取り入れることで、応募者が感じるストレスや混乱を減らし、ポジティブな気持ちで選考を進めてもらえるようにするのが「応募者ジャーニーの最適化」なのです!

2. 応募者ジャーニーの最適化に向けた具体施策

分かりやすい情報設計

まずは“情報設計”の見直しを。特に採用ページやエントリーフォームの項目が多すぎたり、社内の専門用語が並んでいたりすると、応募者は一気に疲れてしまいます。応募が面倒に感じて離脱してしまうケースも珍しくありません。必要最小限の情報を分かりやすく掲載し、操作が直感的に行えるUI(ユーザーインターフェース)を整えましょう!

[具体例]
シーンA:デザイナー志望のBさんが企業サイトで採用ページを閲覧。やたらと専門用語が多くて「何を求められているのか分からない…」と感じ、結局応募を断念。
改善策:採用ページを「募集職種ごとに分かりやすく説明」「専門用語には注釈や図解をつける」などに改修したところ、エントリー数が大幅アップ!

選考プロセスの可視化

応募者の不安を減らすために有効なのが“選考プロセスの可視化”です。書類選考や面接が何ステップあるのか、どれくらいの期間を要するのかなどを明確に伝えてあげるだけで、心の準備ができるというもの。最近では応募者向けに「選考フロー」をイラストで示したり、進行状況をオンライン上でリアルタイムに確認できるシステムを導入したりといった企業も増えています。

フィードバック・コミュニケーションの充実

UXデザインの大切な要素として“フィードバック”があります。応募者の立場からすると、合否連絡だけでなく「どんな点が評価されたのか」を知りたいというのが本音。もちろん全てを開示するのは難しい場合もありますが、簡単なコメントを添えるだけでも、応募者は「企業がちゃんと見てくれた」と感じられます。
さらに、面接前後でコミュニケーションを密に取ることも大切! 面接日程の調整メールに「ご質問があればいつでもご連絡くださいね」と一言添えるだけで、応募者の安心感はグッと増しますよ。

3. 成功事例とポイント

オンライン面接の事前サポートで高評価

あるIT企業では、オンライン面接に関する事前サポートを充実させたところ、応募者満足度が大幅にアップしました。具体的には、面接前に「ツールの接続マニュアル」や「よくあるトラブルと対処法」をまとめたPDFを送付。さらに希望者には、面接前日にリハーサル用のテスト接続を行うオプションを用意しました。
結果、「面接の準備がしやすかった」「技術的な不安が減った」と好評を得て、離脱率が減少。オンライン面接に不慣れな方でも安心して受けられる仕組みが、UX向上に大きく貢献した例です!

社員とのカジュアル交流で応募者のモチベーションUP

また別のベンチャー企業では、選考の合間に「社員とのカジュアル交流会」を実施。業務内容だけでなく、社内の雰囲気やチームの関係性を感じてもらえる場を用意しました。そこで実際に社員と雑談をしたり、趣味の話で盛り上がったりすることで「こんな人たちと働きたい!」という気持ちが高まり、内定承諾率が上がったそうです。
このように、応募者ジャーニーを考慮した仕組みづくりは、採用ページや選考フローといった“表面的な改善”だけでなく、コミュニケーションの“体験設計”にも目を向ける必要があります。

まとめ

採用におけるUXデザインは、単に「見た目をきれいに整える」「最新ツールを導入する」といった表層的な取り組みに留まりません。応募者が採用プロセス全体でどのような気持ちになり、どんな疑問を抱き、どんな喜びを得られるのか――そこに焦点を当てて、ジャーニー(旅)の一歩一歩を丁寧に最適化していくことが大切です!
情報設計のしやすさや選考フローの透明性、コミュニケーションの細やかさなど、少しずつでも工夫を積み重ねていけば、あなたの企業の採用体験は大きく変化していくはず。UX視点を採用活動に取り入れることで、候補者との信頼関係が深まり、優秀な人材とのご縁を築きやすくなりますよ。
「採用におけるUXデザイン」の魅力を感じ取っていただけたでしょうか? ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、応募者ジャーニーを見直してみてください。ちょっとしたアイデアやツールの導入が、大きな成果につながるかもしれません。応募者にも企業にも心地よい採用プロセスを目指して、これからの採用活動をより魅力的にデザインしていきましょう!

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