業務フローと仕組みについて
皆さんこんにちは。テンポイントです。
5月に入りましたね。ゴールデンウィーク真っただ中ですが、どのようにお過ごしでしょうか?
我が家の子供たちもそれぞれ予定があり、なかなか家族で旅行をする時間が取れなくなってきましたので、このGWは、本を読んだり、気になっている分野について研究を深めていく時間にしたいと考えています。
気になっている分野というのは、
業務改善や業務構築で必要な【業務フロー】を
アレンジして効率化に展開
して行く事を中小企業の業務改善に採り入れていくことです。
なぜ、今そのテーマ?なぜ、ここに行きついたか?をお伝えしていきたいと思います。
先月訪問させて頂いた中小企業での事例を一部ご紹介します。
飛行機部品の製造業で、業務改善を始めたいという事で現地調査を行いました。
営業→設計→加工→組立→配送の部門の
仕事の流れや社員のヒアリングを実施してみると、仕事が上流工程から下流工程に流れていくスケジュールが決められているが、
いつも遅延し納期ギリギリで残業たくさんして、
納期変更もありながら仕事が進んでいる状況でした。
そうなっている要因を各部署で確認していったところ、
「工程間納期は守らなければならないとはわかっているが、事情がいろいろあり、
(納期遅れやバタバタ残業は)しょうがないこと」として、
長年社員の頑張りで済ませている風土になっていました。
社員の頑張りで乗り切るのは会社としてはリスクでしかありません。
社員は疲弊して、その分の対価がないとモチベーションは下がっていくばかりとなっていきます。
今後の展開ですが二つの施策として
1)工程間納期を守る事はやるべきこととし、できない原因を一つずつ解決していく。
あいまい判断が多いことがあるため、あいまい業務には規則を決めておく【仕組化】を積極的に推進していきます。
2)各部門、各個人事に業務フローを作成し、無駄な工程やBPOした方がコスト安になる場合は一部工程だけはアウトソーシングしていく
3)勤続5年目以上の社員は3工程以上、10年目以上の社員は5工程以上を担当出来るように多能工化を推進する。
この取組を1年間かけて推進していくことになりました。
スローガンは
「私達が当たり前と思っている常識に疑問を持とう」
としました。
5年前は離職率が高く、人材の入れ替わりが多く、技術の向上も難しい時期がありましたが、ボトムアップの組織力向上コンサルティングを行った結果、
人材が定着し、組織が安定していきました。
しかし、組織が安定してくると技術や知識は向上し安定・安心感はありますが、もう一つ上のレベルへの変化に対してモチベーションが上がらず
現状維持が心地いい雰囲気の組織になっていることが課題の一つでもありました。
現状維持はなだらかな衰退である。
そういった問題に対しても、これから始まる取組には効果があると思います。
業務フローというと、作る工程が面倒くさそう、作っても活用していない。
又は、業務フローを完成させる事が目的となってしまい、活用されていない。
というご認識・ご経験をお持ちの方も少ないのではないでしょうか?
もっとシンプルに、活用しやすい業務フローを使って1年間取組を進めていきます。
またどこかでこの続きをご紹介したいと思います。
株式会社テンポイントは、「人材不足と戦う」をテーマとし、
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