毎日部下を承認してますか?
みなさんこんにちは。テンポイントです。
あっという間に梅雨が明け、いきなり暑い夏が続きますね。
暑さに身体がついていっていない内は熱中症や食中毒に気を付けたいですね。
さて、今週のテーマは「上司の皆様、毎日部下を承認していますか?」
管理職研修を行う際に、時々この質問をする事がありますが、
「毎日褒める事がない」
「声をかけていないときもあるぐらいだから、褒める事もしていない」
そんなご意見を頂きます。
褒める言葉として「すごい」「えらい」「よくやった」という言葉を使うだけで終わっていませんか?
「承認=褒める事」だけではありません
「ほめる」とは、相手の良い点や上げた成果(好ましい事実)を取り上げ、相手を肯定的に評価し、それを伝えることです。
それに対して、「承認(認める)」は、事実・存在をそのまま伝えることであり、肯定・否定に関わらず、評価を含みません。
皆さん、承認するって褒める事で、「何か結果を出したときにしかしないこと」って決めつけていないですか?
承認するって「認める事」なので、平凡な日常の中でも出来る事ですし、
当然、毎日でも褒める事・・・できます。
では、具体的にどのように承認をすればいいのか?5つの承認をご紹介します。
1 結果を承認する (何か結果や成果を出したとき)(男性脳)
「結果が出てすごいね!」「さすが○○君、きっとやってくれると思っていたよ!」
とこんな風に、うれしい気持ちを全面に出して、全身で褒めてあげる事です。
できれば、褒める時は他の人もいるところで褒めると良いですね。(叱る・注意する時は個室などで)
男性脳の持ち主にはきっと響くことでしょう。
2 工程(プロセス)を承認する(結果や成果を出したとき)(女性脳)
「おめでとう!よくやったね!結果が出せたのって、(プロセス)頑張っていたからだよね!」
「これまでの頑張りが実ったね。おめでとう」
とこんな風に、これまでの頑張りを付け加えて承認する事が大切です。女性や若い男性社員などは、
自分の成果を「運が良かったから」「自分の本当の実力ではない」と受け止めてしまい、自分や他人をだましてしまう詐欺師症候群という傾向を持っていることがあります。だからこそ、プロセスをほめる事でそれまでの努力の結果である事を伝えて褒める事が効果的です。
3 行動を承認する(結果ともなわなくても、結果が出なくても)
「(行動)頑張っていたよね!」「難しい電話対応してくれてありがとう」「コーヒーを入れてくれてありがとう」「仕事にすぐ取り掛かってくれてさすがだね」
これまでは結果が出ていた時にしか承認できない事でしたが、ここからは、日常の仕事の中でも行動を承認する事は出来るはずです。
4 意識を承認する(行動さえできていなくても)
「ここに書類置き忘れているけど誰?」と置きっぱなしの書類に怒ってしまいそうですが、書類を置いたと事はその仕事をしようという意識があった、もしくは、書類の手続きをしたあとの置き忘れです。「この書類の手続きしてくれようとしてたの偉いね!」しまい忘れた事は、良くないことですが、手続きをしようとした意識については、承認に値する事となります。
『行動の裏には、意識がある』ことに気づいて、そこに気づいてあげられるといいですね。
5 存在を承認する(意識さえなくても)
「今日も来てくれてありがとう!」「君がいてくれて元気になるよ」「最近どう?」
言葉通りです。社員が出社してくれたこと、ご縁があった事そんな当たり前な事にも気が付けると承認する事があふれてきませんか?
部下は上司が自分の事を「気にかけてくれている存在でありたい」と願っています。
上司は部下を「気にかけている存在である事」を感じてもらわなくてはなりません。
社員の事を思っている、気にかけている、もちろん社員は大切。
だから意思表示しなくても自分の気持ちは伝えなくても分かってもらえているはず!との思い込みは・・・間違っています。
個人事に、どんな承認をしてもらいたいのか?は違います。
皆さんの部下のお一人お一人がどんな承認をしてもらえると嬉しい(喜ぶか?)を理解していますか?
結果承認がうれしい上司の方は、部下に結果承認ばかりしている傾向がありますが、プロセス承認でないと響かないタイプの社員もいらっしゃることをお忘れないでくださいね。
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