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採用定着コラム
2025.5.29

オンボーディングの再考!初日から候補者を魅了する

はじめに

採用プロセスのゴールは「内定を出す」こと…と思われがちですが、実はそれで終わりではありません! むしろ重要なのは、入社が決まった後の“オンボーディング”です。候補者が初日から自社のカルチャーや業務にスムーズに馴染めるかどうかは、早期離職を防ぎ、長期的なエンゲージメントを育むための大切な要素。オンボーディングに力を注ぐ企業ほど、優秀な人材が定着しやすくなり、組織全体のパフォーマンスも向上していきます。
そこで今回は「オンボーディングの再考! 初日から候補者を魅了する」というテーマで、今こそ見直したいポイントや実践的なアイデアを大公開! 企業の顔となるオンボーディングを、どのようにデザインすれば候補者をグッと引きつけられるのか、具体例も交えながら考えていきます。採用担当者の皆さん、ぜひ最後までご覧くださいね!

 

1. オンボーディングの重要性を再認識

初日の印象がすべてを左右する!

入社初日は、候補者にとっても企業にとっても特別な一日。新しい環境にワクワクしつつも、「ちゃんとやっていけるかな?」という不安を抱えている方が大半ではないでしょうか。そのタイミングで、迎え入れ方や周囲のフォローがそっけなかったら…? 残念ながら、せっかくのポジティブな気持ちがしぼんでしまう可能性があります。
逆に、「いきなり現場に放り込まれるのではなく、丁寧に歓迎してくれた」「チームメンバーが気さくに声をかけてくれた」など、初日から“この会社で働くって楽しそう!”と感じられれば、入社後のモチベーションがぐんと高まります。そうしたポジティブな体験こそが、将来的な離職リスクの低減や企業への愛着形成に大きく貢献するのです!

早期離職防止とエンゲージメント向上

オンボーディングをしっかり設計するもうひとつのメリットが「早期離職の防止」。応募者が思い描いていた理想と現実が大きくかけ離れていると、せっかく入社しても短期間で辞めてしまうことがあります。実際に「入社後に何をすればいいか分からないまま放置され、モチベーションが下がった」というケースは少なくありません。
そこでオンボーディングプログラムを用意し、業務内容や社内ルール、チーム体制などを段階的に理解してもらえるよう配慮することが重要です。また、新入社員の意見や質問に耳を傾けることで「この会社は自分の存在を大切に扱ってくれるんだ!」という安心感を得てもらえます。こうした丁寧なフォローこそが、長期的なエンゲージメントを育むカギとなるのです。

2. 初日から候補者を魅了するためのヒント

ウェルカムキットやメッセージでワクワク感を演出

いざ初日を迎えた候補者に、「あれ? 思っていた感じと違う…」と思われないために、まず取り入れたいのが“ウェルカムキット”の活用! 企業ロゴ入りのステーショナリーや社内マニュアル、チームメンバーからのメッセージカードなどをセットにしてプレゼントする企業も増えています。

 

[ 具体例 ]
シーンA:デザイナーとして入社することが決まったBさんが、初日にオフィスへ。机の上には、カラフルな封筒に入った「ウェルカムカード」と自社グッズが並んでいる。「何これ、かわいい!」と自然と笑みがこぼれる。
結果:Bさんは「この会社、いきなりオシャレで素敵! 早く仕事を始めたい!」と高揚感を抱いてスタート。

明確なロードマップで迷いを解消

入社後、最初の3カ月ほどは、業務のやり方から社内の雰囲気まで覚えることが山ほどあります。「どれから手をつければいいのか分からない…」という状態が続くと、混乱やストレスが溜まるばかり。そこで大切なのが“ロードマップ”の提示です!
例えば「1週目は全体研修と部署紹介、2週目はOJTで実務を体験、1カ月後には上司との1on1面談」など、段階的なステップを見える化してあげるだけでも、新入社員の不安はグッと減ります。一歩ずつ前に進む目標があると、人は安心してチャレンジできるんです。

メンターやバディ制度で心強いサポート

「分からないことがあったら誰に聞けばいいの?」という疑問を解消するために、メンターやバディを事前に決めておくことも効果的。先輩社員が新人を支えてあげる仕組みを作れば、ちょっとした疑問も気軽に質問できて安心です。
バディとの雑談を通じて社内のカルチャーを理解したり、「実際はこう動いた方がいいよ」といったリアルなアドバイスをもらえたりするので、新入社員の成長スピードが格段にアップ! また、既存社員にとっても、新人を教える過程で改めて自分の仕事を振り返るきっかけになるというメリットがありますよ。

3. オンボーディングをより魅力的にするテクニック

オンライン環境を活かしたプログラム

コロナ禍をきっかけにオンライン研修やリモートワークが広く浸透した今、場所を問わずに学べる“オンラインオンボーディング”が注目されています。専用の動画やeラーニングシステムを使って、業務フローやツールの使い方を段階的に学べるようにすれば、新入社員だけでなく採用担当者も負担が軽減されます。
さらにオンラインチャットツールを活用すれば、遠隔地にいるメンバーとも気軽にコミュニケーションがとれますよね。「何かあったらいつでもメッセージして!」と声をかけておけば、新入社員も孤独を感じにくいでしょう。

社内イベントや交流会でチームに溶け込む

業務面のサポートだけでなく、社内の雰囲気づくりも重要! ランチ会やウェルカムパーティー、オンライン雑談会などを企画し、新入社員が早めにチームに溶け込めるよう工夫してみましょう。

[ 具体例 ]
シーンB:営業職として入社するCさん。初日の午後には部署全員での歓迎ランチ会が企画されており、「最近ハマっている〇〇」などのトークテーマを設けてわいわい盛り上がる。
結果:Cさんはランチ会で先輩方の人柄に触れ、「こんなにフレンドリーな職場なんだ!」と感じると同時に、緊張がほぐれて翌日以降の業務もやりやすくなる。

まとめ

オンボーディングは、内定を出してからが本番! 初日のウェルカムキットやクリエイティブな演出、明確なロードマップの提示、メンター制度など、候補者を魅了しながらスムーズに立ち上がりをサポートする仕組みを用意することで、早期離職を防ぎ、長期的なエンゲージメントを強化できます。
特に初日の体験が、入社後の満足度を大きく左右することを覚えておきましょう。最初に「ここで働けて嬉しい!」と感じてもらえれば、そのポジティブなエネルギーは今後の成長や活躍に直結します。「オンボーディングの再考! 初日から候補者を魅了する」ためのアイデアを、ぜひあなたの企業でも取り入れてみてくださいね。ちょっとした工夫が、大きな成果へとつながるかもしれませんよ!

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