就活の本格スタート前に・・・
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんこんにちは。
新しい一年が始まりました。いかがお過ごしでしたか?
我が家には中学生の娘がいますが、年末年始にも学校の宿題に追われておりました。
何か一生懸命書き物をしているので、何の課題をしているかを聞いたところ、
キャリア授業の課題として「職業名を知っているだけ書き出す」というものでした。
20近くの職業名は自分でも書いていましたが、
「ヘルプ!」の眼差しに根負けし少し考えるヒントのワークをやってみることにしました。
私も高校生や大学生向けにキャリア授業で行う方法なのですが、
「ペットボトルのイオン飲料が届くまで」どんな人(職業)の関わりがあるのでしょうか?
という問いに職業名を模造紙などに書いていくワークです。
コンビニやスーパーなどで気軽に手にはいる「イオン飲料」ですが、どんな人が作って、
運んでる?なんてことは考えたこともない娘には苦戦しているようで
「イオン飲料」が作られる工程を最初から考えてみました。
商品を企画し、試作品を考える人、パッケージデザインをする人、原材料を探し、材料を仕入れる人、
実際に製造する工程に関わる人、全体の経費を計算する人、広報、会社を運営する人、総務的な仕事をする人、
商品を運送する人、販売する人・・・などなどイオン飲料を製造元の会社だけでなく関連の会社で
働く人など様々に広がっていきました。
気がつけば、1時間ぐらい集中して100以上の職業名を書き出すことができました。
私もキャリア授業の中で必ずこのワークを実施するのですが、大学生でもかなり苦戦するのです。
私たちの日常生活の中で(学生時代は特に)職業の種類に興味を持つ機会もあまりなく、
親の職業(仕事内容)さえも詳しく知らない大学生も珍しくありません。
自分の就職活動を振り返ってもそうですが、
私たちは職業選択をするとき自分が知っている職業からしか選択をしませんよね。
就職活動の中でこんな職業もあるんだ〜と新たな発見をすることもありますが、その数もそう多くはありません。
就職支援の仕事を長くやってきた中で思うことは、
就職活動をする際にもっと多くの職業を知っていたら、
就職活動に苦戦することも減り、
自分の選択肢も増えてもっと自分にあった職業に就くことができたのかも・・・と。
また、少ない選択肢の中から職業選択をして、自分にあっていなかったと
数ヶ月で離職してしまうリスクも減るのではないかな?とも思っています。
2月から春にかけて大学生3年生の就職活動が本格化していきます。
就職活動期間が始まると、自己分析やらエントリーシート作成やSPIや面接練習、企業説明会と
本当にやることが多くなってゆっくり職業について調べるなんてことをやってる暇はありません。
就職活動が始まる前のこの時期に、自分が知らない職業(仕事)に興味を持ってみてください。
労働政策研究・研修機構の2008年の調査では職業数は17,000以上が確認されていると言われています。
ペットボトルを例に挙げたように、自分の好きなもの(商品)やスポーツ、音楽、なんでもいいです。
それらに関わっている職業に意識を向けてみましょう。
就職活動のスタートは早ければ早い方ができることが沢山あるので有利になると思います。
大学生だけでなく、このワークは小学生からでも、親子ゲーム感覚でできるキャリア教育です。
お子さんの将来の可能性が拡がるので、ドライブ中やお風呂時間を使って
「知らない職業」を「聞いたことある職業」「知っている職業」
に格上げできるといいですね。
今年、就職活動を控えた学生のみなさん、コロナの影響で採用状況も日々変化して
前年の状況を参考にすることが難しいですが、
就職活動は事前準備が勝負を左右すると思います。
本格スタートする前にやっておいた方がいいことを今後も発信していきますので、参考になれば幸いです。
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