「働くということ」
株式会社テンポイントは、「人材不足と戦う」をテーマとし、
採用から定着までを一気通貫でサポート。
人材のマッチングから定着(離職率低下)施策を行い、業績向上を支援します。
今日から、仕事や組織にまつわる情報発信をスタートします。
これから就職活動を始める人にとっても、組織で働くみなさんにとってもためになる
情報を発信していきますので、
移動時間や休み時間などのスキマ時間に読んでいただけると幸いです。
まず第一回目のテーマは「働くという事」を考えます。
人材育成のセミナーなどのオープニングで
という質問を投げかけます。
働くことが日常になっている人にとっては、「え?そんなことしばらく考えたことないよ」という方がほとんど。これから働こうと思っている人は面接やエントリーシートで質問されることがあるので現在進行形で考えているテーマではないでしょうか?
ここで一緒に考えてみませんか?
いざ考えてみると、非常に難しい問題だと感じるのではないでしょうか。
なぜなら、正解の模範解答はないし、計算式のように決まった答えがないからです。
性別や年齢、生まれた国や家庭環境、現在の状況など、さまざまな要素によって「なぜ働くのか」の答えは異なります。
一人一人の顔が違うように、価値観も違うので結局は自分で答えがありますし、
他人と同じでなくてもいいのです。
働くことに意味や目的を意識することによって、毎日の仕事に意欲をもって向き合えるようになります。
義務教育や大学が終わり社会に出ると、多くの人が何かしらの仕事に就いて日々を送るようになります。
明確で具体的な目標があると、人は高いモチベーションを維持して生き生きと仕事に取り組めます。一方、仕事に疲れを感じている場合や、やりがいを感じられない場合などは、ネガティブな負のスパイラルが起こることが多く、長い期間続くと精神的なダメージにつながる傾向があります。
ほとんどの人が働く理由の第一番目の理由としてあげるのが
「生活にはお金が必要だから」「将来のために蓄えておく」「こどもの教育のため」
ではないでしょうか?
どんな人にも、毎日の食事や安心して休める家、体温調節をするための衣類などが必要です。移動のための交通費、病気になれば治療費がかかりますし、税金、教育費なども支払わなければなりません。
これらを購入したり支払ったりするには、ある程度のお金が必要なのです。
お金だけが「働く理由」でしょうか?
お金を稼ぐために働かなければならないと述べましたが、お金が十分にある人はどうなのでしょうか。
お金が十分にあったとしても、それが人生の充実感につながるとは限りません。
退職後の方の相談に乗ることも多いのですが、
仕事を退職後憧れののんびりライフを満喫しようと毎日やることもなく家で過ごしますが一定期間続いた後、退屈や虚しさを感じてしまうようです。
「誰かのために役に立つ事が自分の喜び」「何かに集中する時間が幸せ」「人と関わる時間がほしい」などの思いがふつふつと湧き上がってきます。
お金のためだけではなくその時間を楽しんだり、達成感や人の役に立つ喜びを得たりするために働くことを再開する人も多いのです。
退職後ではなく、現役時代に「生活のために働かなければならない」とい理由だけでなく「このために働く」というものを見つけられれば、充実感をもって働けるでしょう。
私たちはもっと人生を「楽しんでもいい」し「幸せになってもいい」と感じても良いのではないでしょうか。
「相手ができなくて困っている事を自分にできる事で、助けてあげる事で対価(お金)を頂く事」
「ハタをラクにする事」
大きな目で見れば「働くこと」は社会貢献につながっています。
たとえば、生活インフラのひとつである電力会社に勤めていたとしましょう。
電気は人々の生活やビジネスに必要不可欠なものであり、ひとたびトラブルが起きれば都市機能がマヒするほどの深刻な事態を招くこともあります。
停電になると照明もテレビも使えず、スマホの充電が切れれば情報を得ることもできなくなり、大きな不安や不便さを感じた人も多いのではないでしょうか。
このとき、電力会社で働く人はできるだけ早く復旧させ、人々が普段の暮らしを取り戻せるように休む暇もなく対応に動きます。直接的なサービスを提供する業種でない場合、感謝の気持ちが届きにくいので社会に貢献している感覚が薄れてしまいがちですが、日常の業務がどう社会に役たっているか?に意識を向けて見ると心が豊かになるはずです。
あなたの仕事は誰かの困りごとを解決しているはずですよね?
仕事の内容によってさまざまな形での社会貢献が可能になります。
「自分を役立てたい」「困っている人を助けたい」という気持ちを重視し、働く人もたくさんいるのです。
学校を卒業して新入社員として入社した当時を思い出してください。現在のあなたのように様々な事を自分できる事も少なく、自分に自信がなく不安の方が大きかったのではないでしょうか?
仕事をすると、その内容に応じたさまざまな経験を身につけることができます。昨日できなかった事ができるようになり、上司や同僚から褒められたりすると嬉しい気持ちになります。働く前と比べて現在や未来の自分が成長すると、目標や夢を達成する「自己実現」に大いに役立ちます。
大人になっても人は成長する事に喜びを感じます。喜びを感じる感度が高いほど幸福感も高くなります。私たちは日常の業務に追われ、褒められる事が少ない日本の組織の中では、自分が成長している事に対しての感度に気づきにくくなっているようです。
自分が成長している事を自分自身で気づいてあげませんか?自分が成長していると感じられながら働く人は仕事に対する姿勢も積極的であることが多く、充実した毎日を過ごしやすいでしょう。
私たちの生活時間の中で一番長く時間を使っていることは何でしょうか?
この質問に対し、多くの人が「仕事」と答えるのではないでしょうか。
1日8時間労働で計算しても、1年間で約2000時間になります。
多くの場合、一人で仕事をするのではなく他人と関わりを持って仕事をします。
チームや部署で、うまくいかない事や困難な状況を乗り換え、目標を達成した時や製品を完成させた時など、
達成感や喜びをメンバーと共有できる事は、一人の時と比べ何倍も嬉しいものです。
でも常に職場の人間関係が良いとは限りませんよね。
一番多くの時間を費やしている仕事時間をやらされ感で嫌々ネガティブに過ごす事は、
人生の多くの時間をネガティブに過ごす事になります。
働く事をポジティブに捉えるようになれれば豊かで幸せな人生につながるのではないでしょうか?
次回のブログでは・・・・
職場の人間関係
をご紹介していきますので、お楽しみに。
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