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キャリア
2021.12.20

女性の生涯年収と人生設計

みなさんこんにちは。

2021年も残り少なくなり、新しい一年が始まるための準備を始める頃ですね。

私は2022年のカレンダーや手帳、家計簿を新しく購入しました。

2021年 12月 手帳 カレンダー ペン 予定

さて、今週は女性の生涯年収と人生設計をテーマに考えてみたいと思います。

 

実を言うと・・・

私は節約が苦手で、時間をかけるより少し値が張るけれど時短につながるものを選択してしまいます。

節約するより、働いてお金を稼いだ方がいいじゃん!と考えているタイプなのです。

働き続けているのはそれだけが理由ではありませんが、理由の一つでもあります。

計算をする女性 お金

「子供を産んだら、女性は仕事を辞めて家庭に入る」というのは、少しずつ過去の話になりつつあり、

最近は子育てをしながら仕事を続けている女性が少なくありません

働き方改革で家庭と仕事の両立が推進される社会の仕組みが進んだ事もあり、

正規社員のまま出産後も育休や時短制度を利用し、働き続ける事も可能となっている組織もあります。

一方で、会社に育休制度や時短制度はあるものの、実質的には事例がなく、

出産を機に一度仕事を辞めざるを得ない職場もあります

その場合、数年後にパートや派遣社員として家計の足しとなる働き方を選択する女性も多くいらっしゃいます。

ワタベウェディングが2019年に行った調査で20~50代の既婚男性400名へインターネットでアンケートを実施した所、

「配偶者(妻)に働いてほしいまたは働き続けてほしいですか?」

という問いに対して、

「はい」と答えた割合が71.5%となった。

そのうち、「お金」に関係する理由は76.1%であった。

女性が働き続けるかどうかで、生涯収入に差が開くことは想像できますが、

具体的にはどれくらいの差がつくのでしょうか…?

ここでは前提として大卒(4年生)女性の生涯収入で働き方による比較をしてみたいと思います。

 

女性の出産後の選択肢として様々なパターンが考えられますが、

下記のデータに基づいて11の働き方による生涯所得の差について確認していきましょう。

 

女性の働き方ケース別生涯所得(例・2児出産、60歳定年と仮定)

※ニッセイ基礎研究所HPより

正社員が有利である事は想像できていましたが、

正社員か非正規社員かで生涯所得に2倍以上の差がつく事

を知った時は驚きましたね。

産休、育休、時短勤務を経ても、正社員を続けると生涯所得の2億円以上は保たれると言う事です。

2児出産後退社をして正社員復帰をしなければ生涯所得が大きく減り、

生涯所得は1億円にも満たないのが現実としてあるようです。

経済的な視点で考えると、育休などを取った上でも、

やはり正規雇用で定年まで働く働き方が圧倒的に有利になりますね。

でもやはり、正社員で働きながら子育てとの両立をするのはなかなかハードな面もあります。

保育所がなかなか見つからなかったり、家事の負担、子供とのコミュニケーションの時間などを考えるととても難しいので、

やむを得ずパートや契約社員などの非正規社員で働かれている人も実際は多いですよね。

また、

親の介護のためや子供の成長を見守りたいから、

趣味の時間を大切にしたいなど、

仕事以外にも大切にしたい・しなければならない場合がありますね。

家の模型とファミリー

 

筆者はキャリアカウンセラーとして働く女性の相談を受けることがありますが、

結婚や出産を機に働き続けるべきか?一旦やめるべき?と悩まれている方には、

この生涯年収の差も一つの情報として知った上で自分の人生のプランニング

をした方がいいと思っています。

私もこの年収の差を退職前に知っていたらまた違った選択をしていた可能性があります。

悔いのない人生を送るために、自分が大切にしたい事、優先したい事を選択する場面には、

多くの情報を集め5年後10年後に私はどういった人生を送っていたいのか?

しっかり配偶者と対話をすることをおすすめします。

その時の負の感情で流されずに、しっかりと情報を集め人生設計をプランニングした上で

進みたい方向性を決められるといいですね。

またその人の選択を大切にできる社会になるといいですね。

 

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